巳・
 
 
<型紙>なし
<材料>
頭部 2枚
尾   3枚
尾先 2枚
首飾り リリアン
目・口 手縫い糸
化繊綿 適宜
<作り方>
1 頭部
@中表、縫い代0,5cmで
 下を返し口にして始め
 と終わりは引っかける。
●凹部(あご下)は気持
ち深めに縫う。糸は引き
気味に縫う。
A糸目にたいして垂直に
 切り込みを入れたら、表
 に返し、形を整える。
 
 
B先端までていねいに綿を
 入れたら、顎のくぼみと鼻
 先の交わった辺りに目を
 ボンドで付け、口は手縫い
 糸を切って口の位置にボン
 ドを引いて上に糸を置く。
●返し口はそのままでOK。
 
 
2 尾先
 中表、0,3cmで縫う。返し口
 を残して先端を半返し、表
 に返したら綿を少し入れ返
 し口を閉じておく。
 
 
3 尾
@3枚を中表、0,5cmで縫い
 合わせる。正面は上に載
 るように折る。始めと終わ
 りは糸を引っかけて。
A台形の上を0,5cm内側に
 折っておく。
B頭を差し込んでバランス
 を見たらAまつり付ける。
●@尾の正面の中央に頭
正面の縫い目をおく。後ろ
は尾と後頭部の縫い目が
一致するようにピンで止め
る。引く糸はきつめ。
 
D尾にふんわりと綿を入れ
 る。●絞るのでしっかり入
れない。
E裾から0,5cmを写真のよう
 に針を入れ引き絞る。
 
Fきれいに絞れなかったと
 きは、はみ出ている布をハ
 サミなど内側に押し込み、
 もう一度気持ち外側を3山
 ぐらいずつもう一度すくう。
 絞るときれいに仕上がる。
●底がひだが落ち着いて
いると安定感が増す。
G尾先を縫い付ける。●先
の方を少し浮かせると表情
がでる。
 
4 仕上げ
@手縫い糸2本取りを肘の
 長さで用意し、下図のよ
 うに縫っていく。●飾りな
ので針目は気持ちぐし縫い
よりは小さめ、糸を引きなが
ら3段をバランス良く縫って
いく。
 
●スタートの玉結びは目立
たないように底からはリを入
れる。力が思いのほか入る
ので結び目は大きめに作る。
●針目は好みで下のほうを
大きく、上を小さくしてもよい
が慣れてから。
A頭と尾の境にリリアンを二
 重に巻き蝶々むすび。●結
び目にボンド。結びにくいとき
は境目にボンドを塗り、その
上にリリアンを固定する。
 
 
 
●写真だと頭が大きくバラ
ンスが悪いが実物は大丈
夫。目とひだ、リリアンの色
の取り合わせには遊び心で。
●生地は何でもOK。金とか
使うのも面白い。リリアンを
リボンや蝶ネクタイにすると
いう案も出ていた。好みで。
●取りあえず正月用なので
紅白の紙の上に置いたり、
稲穂を添わせたり楽しんで
ください。