千尋のハクのイメージ
  
昔のわらべ
 
<材料>
頭 直径7cmの円
半襟(白)3cm×10cm
   (色)4cm×10cm
手 直径2cm×2
足 直径3,5cm×2
上着  12cm×12cm
袴   10cm×12cm
化繊綿
黒60番ミシン糸 
<作り方>
1 髪
@全体 指4本80回
 写真のように巻き付け
 て上のように真ん中を
 縛り、両端の輪をカッ
 ト●しっかり結ばない
抜ける。切るときはよく
切れるハサミを使い揃
えるのは後で。小さめ
の手の方(私)は手の
甲全部使ってちょうど良
い。
A前後髪 指4本40回
 写真の後ろ1:4ぐらい
 のバランスで結び、輪
 をカット。

指4本、20巻きだとこんな感じ
2 頭
@0,5cmの縫い代でぐし
 縫いし丸く畳んだ綿を
 入れ縫い縮め、縦長
 に形を整える。後ろは
 直径0,5cmぐらい空け
 ておく。
A縫い代は内側に押し
 込むか糸で邪魔にな
 らないよう押さえる。
 
B髪はつけず、半分より
 上に少したれ目気味、
 短めミシン糸60番黒2
 本取りで目を刺す。口
 は赤のボールペンで目
 の高さの気持ち下小さ
 めに描く。
C横長半分に折った白
 の半襟を目の高さに
 合わせ後ろ中心から
 口の下で合わせボン
 ドで固定。●生地が
納まりにくいときは折り
線の内側にちょっことボ
ンドしてから、表にも点
でボンド。しっかり引い
て浮かないように。後ろ
中央、その脇、肩、前
両脇、前中央、重ねめ。
多いとはみ出すので点
で。
 
D2枚目も同じように着せ
 ていきますが、肩には
 ボンドを置かないように。
●着物を着せるときボンド
が付いていると針が入ら
なくなる。
 
3 手・足
 縫い代0,3cmで綿を入
 れて縫い縮めたら縫い
 代を小さいので糸で押
 さえておく。
4 上着
@横長半分に折ったら、
 輪を下にし、中央4cm
 を残すよう印を付ける。
A中表、縫い代0,5cmで
 印から端に向かって縫
 い進める。始めは3回の
 返し縫い。終わりも2回
 の返し縫いで玉どめ。
 糸は切らない。
B袖口を縫い代0,5cm
 で― - ― 縫ってたら
 引き絞り、まとまった
 縫い代を全体3回ぐら
 い刺し玉どめ。●串刺
しをすると引き絞られて
きれいに仕上がる。 
 
 
C縫い代にきせをかけ表に
 返す。
D中央から綿を両側に入
 れ袖のふくらみを作る。
E表裏を決めたら、裏の
 中心から下に向かって
 3、5cmに印。次に1,5cm
 に印を続けて1,5cmに印
 をつける。
 
 
F表側だけ1cmより深め
 に縫い代を折って衿を
 折り糸が見えないよう
 にまつる。肩側はうっ
 すら消えていくように
 まとめる。
 
G頭を後ろから入れピンで
 固定してから前を整える。
 
H肩をしっかり縫い付けた
 ら後ろを縫い付け反対側
 の肩をしっかり縫い付け、
 前を糸が見えないように
 丁寧に留める。
 
 
5 袴
@4と同じように折り、中
 表0,5cmで筒に縫う。
A片側の端を同じように
 縫い縮め串刺しをする。
Bきせをかけたら表に返
 し、両端に綿を入れる。
C反対側の端を表から4
 のように縫い絞って玉ど
 め。
D真ん中に2本取りの針
 を刺し糸を強く巻いてひ
 っかけて玉どめ。折って
 形を整え完成形を。
 
6 仕上げ
@袴の真ん中に2本取りで
 針を通し上着の3点の真
 中にしっかり縫い付ける。
A後ろからしっかり付けた
 めに糸が見えるのできれ
 いに。●袴の割れ目が見
えると良くないので丁寧に。
 
B上着の前を整える。前に
 近い残った印を肩と平行
 にしっかり折れ筋をつける。
C前後ろそれぞれ袴に点で
 ボンドを載せピンで押さえ
 て固定する。
  
 
D手は気持ち真ん中より上
 足は真ん中にしっかり縫
 い付ける。
E髪は最後にきれいに梳き
 下のように整えて頭全体
 少なめのボンドを置きやさ
 しく押さえる。
 上が前 
F前は短い方がくるように
 頂点と額にボンドを置いて
 やさしく押さえる。●手に
 ボンドを着けると他が汚れ
 やすいので太い針やピン
 セットなどを使うと良い。
 
 上が前 
 
G髪を切りそろえるときは、
 全体をみてよく切れるハ
 サミで迷わずチョキン。
●男子なので、女の子に
するときは千尋の作業着
姿を思い出して。頭に冠
は載せないが、男の子な
ら牛若丸のような髪型も
ありかも。 
 
<作り方>
@親指にミシン糸60番黒を
 30回巻いてそっと外す。
A真ん中をつまんで2回ほ
 どねじり、手縫い糸2本
 取りで針を使って形を固
 定したら、真ん中の黒が
 見えないように手縫い糸
 を巻いていく。
B後ろで結んだら頭頂部に
 ボンドを着けて髪を置く。
Cボンドが固まったら、は
 み出した髪や糸をカット。
 形を整える。●手縫い糸
は針に通して作業したほう
が仕上がりがきれい。
 
●水干という平安時代の男
の子着物なので、柄を用い
るときはよく考えて現代的で
過ぎないように。上着と袴は
別の色が一般的。袴は無地
かな。全体のバランスが良
いように考えて組み合わせ
よう。