2024個人的な読書メモ
          
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 2/18 ローマ亡き後の地中海世界
(下)塩野七生    新潮社 2009  
  どんな終わりになるのかと思ったら、
最後まで海賊。イスラムの国トルコは
海軍のトップを海賊に。彼らは海賊を
しながら任務を果たす。その中でベネ
チアは貿易立国として独自の道を歩
む。一神教の戦いはシビアで・・・
2/15  ローマ亡き後の地中海世界
(上)塩野七生    新潮社 2008
  世界史は嫌い。全くの空白地帯を埋め
ようと手に取った。本書は海賊の説明
から始まる。沿岸の人々は奪われ拉
致される。イスラム勢力拡大や対する
キリスト教世界。
 
 2/10 夏物語
川上未映子 
文藝春秋
2019
  女性の体のような鉛筆の線が印象的な
表紙。長い髪を上げているような。でも途
中から線は奔放に動いてあるはずの形
には辿り着かない。内容の振れ幅が大
きいかもしれない。でもね、刺さるんだ。
1/31  ある男
木内昇
文藝春秋
2012
  日本の近代化の中、市井に生きる男たち
を取り上げた短編集。主義主張で中央政
府に戦んだわけではない人々はすじを通
して己を貫く。読み応えあり。
1/23 風神雷神(下)
原田マハ 
PHP研究所
2019
  工房の下働きカラヴァッジョまで登場。最
後の晩餐の前で宗達と芸術について語
らうという場面まで。もう荒唐無稽ではあ
るが、楽しんで。 
 
 1/22 風神雷神(上)
原田マハ 
PHP研究所
2019 
  主人公はタイトルの作者俵屋宗達である。
信長に名前をもらい少年使節と共にロー
マ教皇に「洛中洛外図屏風」を届けるとい
う設定。さてさて読みやすいからドンドン
進む。 
 1/20 福翁夢中伝(下)
荒俣 宏
 
早川書房
2023  
  後半は定まった世の中は辛い。でも憲法はまだ。
子供が駆け回っていたという家族ぐるみの慶應
義塾は経営の近代化を迫られ・・・。上巻と共に
登場する多様な人々がつながっていくのが興味
深い。最後は土葬の諭吉の独白。 
 1/18 福翁夢中伝(上)
荒俣 宏 
早川書房
2023 
一万円と言えばこの方、福沢諭吉。慶應義塾の
創立者、砲火の音に構わず授業をしたとか、あ
まりよく知らない超有名人。緒方洪庵の適塾に
咸臨丸。幕末明治をどこで、だれと、どのように
生きたのか。若い福沢、後年の福沢、更に作者、
速記者もいたしいろいろな人の証言のような形で
夢中は進む。新しい日本語への貢献も興味深い。 
1/11  月ぞ流るる
澤田瞳子 
文藝春秋
2023 
  大河ドラマを前にこちらも楽しみ。50歳を
過ぎたでもまだ栄華物語を書いていない
赤染衛門が主人公。平安貴族の生活は
興味深い。読みやすいし。登場人物もな
かなか。
1/8  青春をクビになって
 額賀澪

文藝春秋
2023 
  「こをろこをろ」海水をかき回す様を表した
オノマトペ。主人公の大学の非常勤講師
は雇い止めに危機を感じながらも古事記
への思いを。澪さんのギアチェンジ、次作
が楽しみなってきました。