兜・かぶと
 
115%大きく
<材料>
しころ 11cm×13cm
      裏表×各1枚
鉢  8cm×7cm×3枚
まゆひさし
    2cm×2cm×2枚
八幡座 直径2cm×1枚
鍬形 6cm×1,5cm×2枚
 
<型紙> 
 鉢
 しころ
               ひさし
くわがた 
<作り方> 
1鉢 
@正面を決めたら1枚目と
 2枚目を
下から頂点に向か
 って中表、縫い代0,5cmで
 縫い合わせ頂点の手前
 で縫い代分を控えて返し
 縫い。糸は切らず
A頂点で3枚目を合わせ
 て四つどめ。できないとき
 は頂点は全てきつめの
 返し縫いで返し縫い。
 
四つどめ 
四つどめ 頂点の3枚の先
端を高さ、長さを揃える。裏
側にある針を表に出して3枚
の縫い代のすぐ上を串刺し
にして強く引き、心配なら2
度強く引く。裏に張りを戻し
てそのまま続き縫う。
玉留めはしない。
できた! 
B縫い上がったら裾を正面
の縫い代1cm、後ろ中心は
0,5cmになるようにぐし縫い
し、綿を入れ縫い縮め形を
整え底はとじる。
 
斜めになる 
Dまゆひさしは中表で縫い
代0,3cmで縫い合わせ表に
返し、綿を少し入れたら返し
口をまつりにくいので端をあ
とにする。反対側も小さい
ので戻っても問題ないかな。
E布を落ち着かせるため手
縫い糸二本取りで刺す。 
 
 裏 
2 しころ
@中表、縫い代0,5cmで
返し口を残し縫う。角は半目
飛ばしで。表に返したら形を
整える。
 
A外側端に布を落ち着かせ
るため手縫い糸二本取り、
または刺繍糸などで裏まで
すくって刺繍する。裏が少な
めがよい。●両側の先3cm
は吹き返し、印を付けておく。
裏が表になるので刺繍の時
は注意。
 
 
B返し口から吹き返し以外
の全体に少しずつ平らに綿
を入れ形を整え返し口を閉じ
る。
 
C綿が入ったので上の布だ
けすくう。均等な巾、間隔を
保ってらしく作る。●吹き返し
は裏が表に変わるが模様が
決まっていれば続けて刺す。
●布の模様を利用してもOK。
布を押さえるために回りは
刺す。

Dしころに鉢を載せきつめに
まつりつける。きれいなカーブ
が出来ないときはもう一度、上
からまつる。
 
3 くわがた
@芯をコピー紙にすると便利。
切り取った芯にすき間を作ら
ないようボンドを置き布に貼り
付けていねいに押さえる。
A反対側にもボンドを付け布
を置きていねいに貼る。
 
B乾いたら切り取る。自然
でない部分はていねいに形
を切りとる。
  
 
4 仕上げ
@八幡座(星ともう)は縫い
代0,3cmでぐし縫いし綿を少
し入れ絞り玉留め。
A鉢の頭頂部に丸い形にと
とのえながらまつり付ける。
Bしころの裏から針を入れ吹
き返しを鉢の正面にきつめに
糸を引き止め付ける。
Cくわがたを正面になるべく
高さを出し巾いっぱいにボン
ドでとめる。
 
 
●生地はウールなので縫い
にくかったが、織りによる独特
の模様はおもしろく、裏と表を
場所によって効果的に使えた
かな。くわがたの生地(綿ブロ
ード)と芯を薄くしたので作業
が楽になった。 
●コピー機を使って型紙を拡
大して作った作品は見応えが
あった。是へ挑戦を。●色、材
料は明るい色でも大丈夫。好
みで組み合わせを選んで作っ
てみよう。
 
 前
裏底を付けた 
  
 
●型紙を115%に拡大。裏地を無色
に。吹き返しの折上がりは少し縫い
込んで立ち上げた。大きくなった分
刺繍の工夫が出来た。鍬形はティッ
シュペーパーの箱。飾りは余り布を
縫って。紐は菓子袋から。