お地蔵さま
 
子どもの守り神として親しまれている
  大地が全ての命を育む力を持つという
  ところからこの名前
 
 
 <材料>                     単位はcm
 胴  芯(ボール紙) 6×12,5  
    大きなヤクルトの空き容器
    or 安田ヨーグルト空き容器から選んでどうぞ
 胴表生地 丈+上下各2  巾+1 
 底 直径4〜3 表布 直径6〜5
 頭  直径8   耳  3×2×2枚  よだれかけ  6×18
 袖  12×4×2枚   手 2,5×2,5
 傘 ボール紙直6.5  傘内布(赤)直径6 
 数珠 ビーズ15ぐらい     
 
     7 胴 
 @0,5重ねてホッチキスで留めて
  筒を作る。
 A@に合わせて縫い代をきめ
  中表で縫い合わせ、表に返す。
 ●多少大きめでも大丈夫。  
  
         
   1 頭
 @縫い代0,5でぐし縫いし
  綿を入れ横長に形を整える。
 A半分ぐらいの大きさで0,3
  ぐらいをぐし縫い。
  当て布はなくてもよい。
  固定するときはまつる。  
 
     B筒の下側にボンドを付け、Aを
  下からかぶせる。上下2cmぐ
  らいの縫い代を残す。
 CBに綿を入れ底側をぐし縫い。
 D綿を大きな塊して重ねて入れ
  る。      
         
   2 福耳
 @0,3でぐし縫いし綿を入れ
  て形を整える。

 A半分より上の両端をすくい
  ながら真ん中に点をすくり、
  3のような形を作る。
     E 底は胴にしっかりまつり
  付けることで安定する。
  ピッタリでなくても良いが
  大きさは一回りぐらい小さく。
 ●ペレットや小石などの重し
  を入れても良い。
    
    B位置は顔の半分より下、
  人間の耳より少し内側に
  強めにまつり付けながら形
  を整える。上の写真で確認
     F上部には2cmの縫い代の
  上ぐらい綿を足しぐし縫いし
  縫い縮める。
  ●右の膨らんだ方が上、
  左の底が平らな方が下。
   3 よだれかけ (赤)
 @輪に縫ってから半分に折る。
 A輪の反対側をぐし縫いし、
  縫い縮め、頭と衿のバランス
  を見て大きさを決める。
  正面側を多めに出す。
 B頭を衿に丁寧に縫い付ける。
     7 傘
 @ボール紙に切り込みを入れ
  1,5重ね糊でとめて円錐を作る。
 A表に布を貼る時は、ボール紙の
 裾に1cm巾で隙間のないよう
 ボンドを塗り、布を貼り付ける。
  
       
         ●必要なら切り込みを入れる。
 裏も同じように貼り、乾いたら一
 度によく切れるハサミでカット
 ●浮きがあったらボンドで補修
         
   4 手 
 @三角に折る。(左)
 A頂点に向かい底辺の両端を
 持ち上げる。(中)
  B頂点から内側に折って端を
 仮止めする。(右)
  
     8 数珠
 ビーズの大きさによって12個ほど
 @糸を通して結び、そのまま手
  にしっかり結びつける。
  A下に手縫い糸2本取り
 で房を作り留める。●糸は長め
 
         
   5 袖
 @中表0,5 左のように手の輪
  を上(袖山)して、袖の内側に
  入れて縫い合わせる。
 ●手先だけは一周ていねいに
  ぬってから袖全体を縫う。
 A返し口を残し表に返し形を整
 える。
 ●返し口は胴に付けるとき
 に綴じる。
    10 顔
 @よだれかけに縫い付けた顔は、表に糸が出ないよう
  胴の上部に顔を立てるように角度に気をつけて縫い付ける。
  A耳の横に手縫い糸黒1本(左1cmぐらい)を置き形を
  決めてからボンドをのせ楊枝などで形を整える。
  口(赤)も同じ。カーブのない1本棒が作りやすい。−−
  B白毫は眉間の位置に手縫い糸2本取り、ナッツステッチ。
  色は明るめで。
黄色が良いかな。 
         
   6 底
 @底は縫い代0,5でぐし縫いし、
  芯を入れて絞り、2,3山とって
  玉結び
  ●安定しにくくなるので底には
  綿は入れない。 
 
   
 11 仕上げ
 @傘をボンドで頭に留める。
  A手に数珠を糸でつないで
  持たせる。
 
  傘、よだれかけ、数珠は必須アイテム。ちなみにお地蔵様は延命、宝処、宝手、持地、法印手、堅固意の6体。  
       
 この取り組みのきっかけになった生徒さんの作品
  台はヤクルトスーパーの空き容器。重さがないので小石入り。
  着物は黒地に華やかな梅模様。これもありか。

  
   写真だとわかりずらいのですが、背高のっぽのお地蔵様。
  台は安田ヨーグルト。しっかりしているのでおもりも綿も必要なし。
  よだれかけは赤の方が良い。